忍者ブログ

明日は明日の風が吹く Ver.2

尾道発 - カメラ屋の独り言 -  Presented by せいのカメラ店

左のマニュアル

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

左のマニュアル

オートマチックトランスミッションのことを「オートマ」と略して言うのはいいとして、「トルコン」ていう言い方に違和感を感じるんですよね。
これはトルクコンバーターを略した言い方なんでしょうけど、それならマニュアルトランスミッションのことは「クラッチ」というべきでしょう。
CVTのことまでトルコンという人もいるのかな?
逆にマニュアルトランスミッションのことを、「ミッション」という人もいますが、これはまったくもって意味が分かりません。おそらくこれはトランスミッションを略したものでしょうけど、オートマチックもマニュアルもトランスミッションはついてます。
ところで、タカハシ自動車さんに、ちょっと前におもしろい車が入荷したという話を聞いていたのですが、なかなか行く機会もなかったんです。
でもやっと用事ができて行って来たついでのその車を見せてもらいました。

私の好きな、左のマニュアルです。

デザインが特徴的なので、最初の写真を見ただけで、もうなんの車かは分かってしまいますね。

はい、ルノートゥインゴの初期型です。
でも最初期でなく、小変更後のものです。
なのでエンジンは私の好きなOHVではなく、OHC。
そこがちょっと残念なんですが、コンパクトな左のマニュアルは面白いです。

現行のトゥインゴもRRレイアウトで魅力的なのですが、残念ながら左のマニュアルは導入されていません。

では現車のインプレッションを。
ボディーは、少々の色あせはあるものの、錆も無いようで良い状態を保っています。
フロントバンパーなんて新品に交換されて間がないのではないでしょうか?


リアバンパーは経年通りですが、それ以上の痛みもなさそうですね。

ホイルキャップは一部破損してはいるものの、タイヤは新品のバリ山です。

では室内へ。
あ、ルノーの匂いがする。

はい、左のマニュアル。
リバースは手前の前方。シフトノブ下のロックを引き上げて入れます。

しかしクラッチが交換時期ですね。
クラッチカバーがへたって、ミートがすごく浅く(いっぱい踏み込んだぐらいの位置に)なっています。
とりあえず乗れなくはないですが、クラッチワークが少々いたしいです。


ダッシュセンターのデジタルメーターには、速度と時計とガソリン残量が表示されてますね。
ピンボケですいません。


ステアリング前方には、警告灯が並んでいるのかな?
その横にはリアフォグとリアデフォッガーのスイッチが有ります。
欧州車の例に漏れず、リアフォグがあるのはいいですね。

ステアリングコラムのスイッチは、当然ですが左側がウインカーとライト、それと軸方向に押し込むことでクラクションです。
右側はワイパー。
このあたりのレイアウトは欧州車共通。というより、日本車が独特なんでしょうけど。


エアコンも付いていて普通に効きますし、オーディオも1/2DINサイズで自由度が高いですね。
2代目メガーヌの時代以降のようにサテライトスイッチに連動した専用メインユニットではないのが有り難いです。
グローブボックスはなく、ネットのみですが、ダッシュボードの上にもちょっとしたものは置けるようになっています。

シートの座り心地はさすがフランス車。
柔らかく、しかししっかりホールドしてくれます。
ただあんこが朽ちかけで、スポンジカスがボロボロこぼれてきてますね。
あんこだけ輸入すればいいかも。


リアシートはさすがに広いとは言えませんが、クッションが薄い割には座り心地は悪くないです。ここもさすがフランス。
このシートは前後にいくらかスライドしますので、足元のスペースは余裕を作れます。
ただ、高さは不足していて、以前のカーグラフィックでよくあった表現の、握りこぶし一個分と言うには程遠く、

身長178cmの私の場合、頭が当たります。
まあこれはこの次のトゥインゴでも同様ですけど。
おかげで髪がぐちゃぐちゃです。

しかし笑ってしまったのがこれ

リアの足元に敷いてあったサンタナのフロアマット。
これのほうが貴重かも。

それではドライビングインプレッションを。

はは、やっぱクラッチ浅。一発目はエンストしましたがな。

でも低速トルクもそれほど細くなく、スルッと走り出します。
トレッドの割にホイールベースが短いせいか、切り始めはクイックな感じですね。
でも速度が上がってくるにつれて安定してきます。
100km/hオーバーでも安定していると予想できます。

加速はいいとは言えませんが、バイパスでの流れには十分以上の走行性能ですね。

足はやっぱりダンパーが少し弱っているようではありますが、柔らかくて粘るストロークに余裕があるフランスっぽい足がいい感じです。


左のマニュアルは久しぶりに乗りましたが、なんの違和感もなく、というより、当たり前のドライビングポジションに感じて久しぶりという感じは全くありませんでした。

タカハシ自動車さんによると、車両はかなりリーズナブルなお値段とのこと。
現状でも十分乗れますが、手を入れるとしたらクラッチディスク、クラッチカバー、レリーズベアリングの三点セットの交換をオススメ。
欲を言えば、シートのあんこの交換とダンパーの交換でしょうか。
あと、タイミングベルトの交換かな。

車もカメラも、シンプルな方が操作も楽しくてめげにくい。
久しぶりに楽しい試乗でした。

拍手[3回]

PR

コメント

カレンダー

02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

せいのカメラ店HP

Facebook

ブログ内検索


最新コメント

[04/14 せいのカメラ店]
[06/06 長谷川貞雄]
[07/11 Lak3]
[01/30 勢理客館長]
[01/10 NONAME]

お問い合わせ

 せいのカメラ店へのご連絡等にご利用下さい。

プロフィール

HN:
清野浩也
自己紹介:
せいのカメラ店
seino@bbbn.jp

P R