さて困った。
鳴らなくなったRX-8の右フロントスピーカを無理に直して、いったん成功と思ったものの、翌朝にはならなくなるという前々回から受け継がれるパターン。
さて、これはどうしたものでしょうか。
仕方がないので、もう一度スピーカーを外してカプラー部で導通チェックしてみると、
導通が無い。
うーん、せっかく貼った接着剤をはがして詳しく調べますか。
するとですね。
カプラーにつながる線の末端である赤矢印部から黄矢印部まではやはり導通がありません。
で、赤矢印から緑矢印まででも導通が無いんです。
しかし、赤矢印から青矢印までなら導通があります。
言うまでもなく緑から黄までも導通はあります。
つまり青から緑までの間が導通が無いわけです。
そんなところが断線するのか?
自分はてっきりリード線でジャンプさせた範囲に断線があると思っていたんですが…
だから症状がでたり出なかったりする不具合は直しにくいんです。
じゃあ無関係なリード線を外して、詳しく見てみれば何か分かるかもしれません。
すると…
分りますかねえ?
矢印の先。
つまり青と緑の間。
ここが断線していました。
リード線付けたりした時にたまたま断線部分が接触して音が出ていただけのようですね。
でもこれで原因がはっきりしました。
この断線部分を補修すればいいわけです。
が、
細い…
分厚くしてしまうとマグネットと干渉してしまうかもしれませんので、できるだけ厚みは増やしたくないところ。
なので突き合わせてはんだ付けしました。
が、
どうもやっぱり弱そう。
断線するぐらいだから補強できるような形じゃないとかなり不安です。
では、線を添えましょうか。
でも細いのじゃないといけません。
ということで、
リード線をほどいて、中の一本だけを使いましょう。
細かいので慎重にはんだ付けをと。
はい、人に見せられるようなはんだ付けではありませんが、これで補強できたことでしょう。
ではここが露出しないように薄手のテープを上から貼って、
あとは前回のように組んでいきましょうか。
で、車に取り付けると、
うん、
鳴ってます。
が、
翌朝また鳴らん。
なんてことが起きなければいいのですが。