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明日は明日の風が吹く Ver.2

尾道発 - カメラ屋の独り言 -  Presented by せいのカメラ店

悪霊退散

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悪霊退散

沖縄では以前から、心霊現象といえるような不可思議なことがよく起こると言われています。
私は直接は経験しておりませんが、そういった話を体験者から聞くこともよくあります。
心霊写真もそのひとつで、理解不能な物が写っていることもあります。
今回もそういった心霊写真が沖縄で撮れてしまったという前回の話の続きです。

矢印の部分に何か写っている。

拡大してみると、

これはやっぱり明らかに手だと思われます。

ではどうしてこのような写真が撮れてしまったのでしょうか。
その謎が解けるかどうか考えてみましょう。

ここで、受け取った連続した3コマを、前から1枚目、2枚目、3枚目とします。
2枚目が問題の手が写った写真。
では、合計3枚の写真を位置が合うように重ねてみます。


するとこうなりますね。
画像をクリックして、拡大してご覧ください。

1枚目と2枚目は、同じ位置で撮影していますので、ズレはわずかです。
3枚目は背景から推測して、おそらく向かって右に移動して撮影したと思われます。

ではここで、手が写った状況を考えてみます。
手の向きが同じになるように、私自身を撮影してみましょう。



そしたらこれを切り取って、手と大きさが同じになるようにリサイズしてみます。


だいたいこんな感じでしょうか。

と、ここで新たな発見です。
私も結婚指輪をつけていますが、よくよく見ると、問題の手も結婚指輪をつけているように見えますね。
と、すると、これは子どもの手でなく、雰囲気からして成人男性の手と推測できます。
そうなると、背格好もまぁだいたい自分と同じようなものでしょう。

この状態で画面全体を見てみますと、

こうなります。
ここで違和感を感じますよね。
こんな小さい成人男性ってまずいない。それに、もしこういう感じに後ろにいたら、足元やら、影やらが写っていてもおかしくない。

でもここで、矢印の部分。
この女性が立っている場所はコンクリートか大きな岩か何かで平たく広くなった場所ですよね。
カメラから見ると、矢印のところが稜線になります。
その先はおそらく急に落ち込んで、波打ち際につながっているはず。
ですので、足元や影は、その稜線の向こうにあるとも考えられますよね。
しかも私の立ち位置はほぼ波打ち際あたりになりそうです。

では先程の全体写真で見てみましょう。


重ねた私の画像を、そのスケールのまま波打ち際にいると仮定して隣の写真に移動してみます。
そして、その足元に影をつけてみました。
画像をクリックして拡大して見てみてください。

はは、
こうなるとスケール的に違和感なくなりましたね。

ということは、実際に後ろに人がいたと考えて間違い無さそうです。

しかしなぜ他の写真には写っていないのでしょうか。

ではそれぞれのコマの撮影時刻を見てみましょう。
まず1枚目は、9時55分55秒。
そして2枚目は、9時56分01秒。
3枚目は、9時56分18秒。
つまり1枚目と2枚目の差は、6秒。
画面の外、例えば向かって右側から歩いて来たと仮定すると、約3mほどの移動でしょう。
普通の歩行速度は時速4kmほどと言われていますが、砂浜ですので時速3kmとすると、秒速0.83m。
6秒の移動で、5m。つまり3mの移動には十分な時間ということになります。

そしてその人物はそのまま画面左に移動していったとすれば、3枚目に写っていないのは当然ですね。
人物を避けるために右に移動して撮影したとも考えられます。

ということで結論。
問題の写真には、実際に後ろに既婚男性がいたけれども、たまたま重なって写った。
ということです。

このように心霊写真なんて存在しないのです。

もし不可思議な写真が写ったならお知らせください。
解明に挑んでみたいです。

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