3月にお伝えした記事で、グランセニックのミッションマウントが悪いんじゃないかという予想をしておりましたので、今回はそのミッションマウントを交換してみましょう。
相変わらず結構な振動が車内に伝わってきていますが、果たしてそれが直るのか。
直ってほしいものです。
では意を決して、バッテリーを外しましょう。
と言うのも、この車はバッテリーを外すといろいろとリセットされるんですよ。
ひとつはオーディオのメインユニットがキーコードを入力しないと起動しなくなる。
そしてパワーウインドーがちゃんと動かなくなる。
ついでにナビもある程度リセットされる。
まぁ、どの症状も対応策はわかってるのでいいのですけどね。
バッテリーを外したら、バッテリートレイを外します。
矢印の3本のトルクスのスクリューを外します。
そして、このトレーの後方側にフロントコンピューターがありますので、右上の締結用のボルトも外して、
そして、左手前のハーネスを留めているボルトも外します。
それと、手前に見えているインテーク用のダクトも外します。
そしたらコンピューターを逃がして、
バッテリートレイを外しましょう。
はい。
バッテリートレイの下にミッションマウントが見えてきましたね。
赤矢印のナット2個と、黄矢印のナットを外せば、ミッションマウントが外れるはずです。
赤矢印のナットはロックナットな上に、下から来ているボルトは通しになっていますので、外すと落ちてしまうのがちょい面倒。
が、
外れません。
センターのボルトが固着していて抜けませんね。
ハンマーで叩いてみたんですが、力が入りにくいこともあって抜けません。
うーん、これが抜ければすぐ済むはずなのに。
仕方がない、ブラケットごと外してみるか。
工具が入りにくいんですが、エクステンションでなんとかなりそう。
で、えっと時間がかかって、
はい、ブラケットごと外すことができました。
しかし、やっぱりセンターのボルトが抜けない。
でも特に何かで留まってるわけでも無さそうですね。
では、ぶちくらわそう。
ボルトにナットをかけて、プラハンでぶちくらわしてみました。
と、やっと外れた。
ふう。
新旧のマウントを比べてみますと、
うん、やっぱかなりヘタってますね。
こうなると振動を吸収する能力も低いでしょうし、もしかしたらどこかに干渉していたかも。
では組みます。
まずはブラケットを付けて、ジャッキでミッションを持ち上げながら位置出しして、
新しいエンジンマウントを組みましょう。
これでちょっとは良くなればいいけれど。
アンダーカバーの脱着は、
助っ人にお願いしましょう。
ではではエンジンをかけてみますよ。
すると、
おお、
振動はだいぶ減ったね。
良かった良かった。
でもまだ振動してますね。
うーん、これはやっぱりエンジン自体の問題もアリかな?
診断機かけてみようか。