先日ミニラボ用の
APSキャリアの修理のことを書きましたが、その時にも触れた通り、このキャリアの設計センスは抜群でした。
しかしながら、プリンター機であるフロンティアLP5500Rは、設計センスが良く有りませんし、部品の品質もいいとはいえません。
と言うことで今回はフロンティアLP5500Rの話。
プリントしていると、突然紙詰まりを連発するようになってしまいました。
つまるところはいつも同じ、PS3とPS4の間。
PS3からPS4に、うまく印画紙が送れなくなっているような感じです。
つまり矢印のあたりが怪しい。
通り道に印画紙を抜き差ししてみると、どうも真ん中あたりが非常に抵抗があるんですね。
多分これが原因でしょうね。
ではとりあえず外してみましょうか。
矢印の上部隔壁を留めているブラケット2箇所を外して、上部隔壁を取ります。
次にその下にある矢印のプラスネジ、反対側も含めて2本を外せば、
はい、隔壁が外れました。
で、この状態で印画紙を抜き差ししてみると、なんの抵抗もなく通りますね。
???
もう一度取り付けて抵抗を調べてみると、やっぱり抵抗感があります。
なんで?
と思って、隔壁の下側を手で押さえてみると、ああ、それだけでゆがんで、口が狭くなりますね。
でもなんで?
隔壁の下側を見てみると、
真ん中辺りのパッキンが膨らんでますね。
経年変化で膨らんだんでしょうか?
よく見ると、端に近づくほど、パッキンの真ん中に溝が見えてきますが、真ん中辺りではほぼなくなっていますね。
やっぱ膨れとるんでしょう。
それになんか伸びた感じでゆるくなってるし。
ではまずはこのパッキンを張り直しましょうか。
このブラケットで、パッキンの端部を留めてます。
ブラケットを外して、パッキンの端を3cmほど切って、引っ張って留めてみましょうか。
それを両サイド。
それから、印画紙の通り道をもう少し広げますか?
とりあえず、ステンレスの帯状の部品を外してみます。
このステンレスの部品の曲がり具合をもう少し余計に曲げてやればいいかな?
しかしこのスカート状の部品、こんなにヒラヒラなのは、経年変化じゃないかと思うんですけど…
それに、これが結構抵抗になってるようなので、
とりあえず取ろう。
で、フロンティア本体に戻してみましょう。
そして通り道に印画紙を抜き差しして抵抗感を調べます。
うん、今度は抵抗感ないですね。
これで多分つまらなくなったでしょう。
では試運転。
はい、大丈夫。
プリントしてもつまらなくなりました。
もしプリントに傷がつくようなら、その時対策を考えましょう。