先日の記事で、フィルムが入ったまま
放置されていたAPSカメラの話をしました。
でね、もしかして他にもそういう運命のカメラが有るのかもしれないなぁと思って、つらつらと見ていますと、
やっぱありましたか。
これは、当時写りに定評があったTIARAのAPS版。
一応シリーズ名のエピオンがついてます。
で、その廉価版の「1010」。
最初に出た「1000」がチタンボディーだったのに対して、これはプラスチックボディー。
なのでちょっと安っぽいけど、中身は全く同じだそうで、カメラとしての性能は同じ。
なぜこのカメラを作ったのか…
裏はこんな感じ。
カバーを閉じた状態だと、すっきりスタイリッシュ。
そしてカバーを開くとこうなります。
閉じる時は、フラッシュを手で押さえて、カバーを寄せれば、レンズが沈胴してカバーが最後まで閉められるようになります。
フィルムの交換は特殊で、フラッシュ後ろのスライドレバーを操作することで、カバーが外れて、フィルムを入れ替えれるようになります。
が、
撮影中のフィルムが入っていると、カバーが完全に外せないんです。
このカメラもそういう状態。
ですので試しに電池を入れてみますと、
はい、これもまた、電池がない状態で放置されていたにもかかわらず、ちゃんとカウンターが表示されました。
ちなみにこのカメラのカウンターは減算式。
ですので、あと21枚撮影できるということになりますね。
じゃぁ、これもまた、残りのフィルムを楽しみましょうか。
でもその前に、1000と1010の比較。
プラスチックになった分、軽くなりましたが、強度を保つために板厚が増して、1010の方が、ほんの少し大きいです。
そしてシャッターのたんのセンターが、1010は、大きな青になってます。
1010は、軽くなったせいで、撮影時の重量バランスが若干悪いです。
グリップ側が更に軽い。
でも中身は同じ。
どっちがカッコいいかといえば、当然1000の方なんですが、当時の売価は、1万円以上差があったようです。
先日のIXY210より、はるかに写りに期待です。
1. その写り
Re:その写り
フィルムは変色しているだろうとは思いますが…