形あるものいつかは壊れるとは言うものの、二度と造られることがない古いカメラが、機能しなくなって捨てられていくのは悲しいものです。
ですのでなんとか使えるようにしてあげたいところ。
そう思われているクラカメファンのかたも少なくないでしょう。
今回はそんな古いカメラの試写をしてみました。
35mmのスプリングカメラ。
Voigtlander VITO。
読み方は、フォクトレンダー・ビトーです。
ビトーと名がついたカメラは私もビトマチックIIbを持ってますが、そのご先祖様。
ビトーと名がついた最初のカメラです。
見ての通り、蛇腹のついたスプリングカメラ。
ですので蓋を閉めれば結構コンパクトです。
持ち歩くにはやっぱりストラップが必要ですが、ビトーシリーズって、ストラップ取り付け穴がないものが多いんですよね。
そこで今回はブラックラピッドをつけて持ち出すことにしました。
でもこのスタイル、意外といいかも。
自転車乗るにもいい感じです。
ではでは持ちだして撮影してみましょうね。
しかしこのカメラ、まったくもって全てマニュアル。
露出計なんてもちろんついていませんし、距離計だって有りません。
ピントは目測。
しかも最短撮影距離は1m。
1cmじゃありません。
撮影したあと背面を見ても、
今撮った画像を確認できるはずもなく…
せめてもの救いは、巻き上げないとシャッターボタンが押せず、シャッター切らないと巻き上げられないという機構があることでしょうか。
しかしそれでもシャッターセットは巻き上げには連動しておらず、その都度のレバー操作が必要です。
しかしこの撮影するまでの儀式的作業が楽しいですね。
露出も慣れれば概ねわかりますが、やっぱり露出計は持っときたいところです。
でもそれも面倒なので、私はiPhoneのアプリを使ってます。
iPhoneのカメラ機能を使って、向けた方向の露出を表示してくれます。
「Light Meter」というフリーソフト。
他にもいろいろ露出計アプリはありますが、私にはこれが使いやすいかな。
GUIもかっこいいし。
ということで、撮影した写真をすぐにここに載せることはできません。
フィルム現像の本数も少なくなったので、うちの店でも現像機は廃棄しました。
ですのでラボに現像に送ります。
さて、ちゃんと写ってますでしょうか。
出来上がるのが楽しみです。
1. さて、どんな写りに
Re:さて、どんな写りに
テストに使わせて頂きましてありがとうございます。
一本撮り終えて、今現像中です。
出来上がりは、できればブログでご紹介する予定です。