向島では下水道がないんです。
ですのでうちも浄化槽。
その浄化槽では、臭いを出さないためにバクテリアを入れて分解させてるんですよね。
多分。
で、その分解を助けるために空気を送り込んでやらないといけないようなんです。
好気性のバクテリアということなんでしょうね。
ですのでそのために、エアポンプを動かしてるんですよ。
でもやっぱりこういうものも経年劣化してくるわけで、
どうもうちのポンプもカタカタいってるようなんです。
いつから使ってるポンプなのか分かりませんし、やっぱ新しい方が安心安全かもしれません。
そう思って調べてみると、40Tという規格のもので、大体1~2万円といったところでしょうか。
40Tというのは、1分間に40リットルの空気を送ることができる能力のことらしいです。
まぁ、とりあえず状態を見てみましょう。
カバーを外してみると、ポンプ本体があるのみですね。
この状態で動かすと、結構な騒音がします。
このカバーで防音されてるんですね。
カタカタカタカタ、どこかに干渉してるような感じです。
やっぱダメですね。
もうちょっと詳しく調べて見極めてみましょうか。
ポンプ下側のブッシュとの締結部分を外して、
ポンプ単体にして、
矢印の4本のプラスネジを外して、カバーを取ってみましょう。
すると、
はい、ダイヤフラムは完全にちぎれてます。
このとおり。
反対側も、やっぱりちぎれてますよ。
ということは、ポンプとして全く機能してなかったってこと?
無駄に電気使ってたってことですか…
いつから?
それより浄化槽の方は大丈夫なのか?
まぁこうなってしまったのなら仕方がない。
交換するか、修理するか。
でもこういうのって、多分補修部品とか出てると思うんですよ。
いかにも交換できますよという構造になってるし。
それだけ買ってくれば安く直せるはず。
と思って調べたものの、
ナショナルのものなんて、何も発見できませんね。
他メーカーのポンプや補修部品はあるんですが、
パナソニックで調べても、浄化槽用のポンプ自体、ラインナップに有りません。
過去の情報も有りません。
じゃぁ交換する?
でも、いつもの悪あがき、いってみます?
このダイヤフラムなんですが、赤矢印や、黄矢印の焼き留めの部分て、簡単に外せそうですね。
外せるなら、ゴム張ればいいような気もしますね。
はい、
外しました。
センター部分も。
ここにゴム張れば良さそうですが、一番外側の成形部分はちょっと工夫が必要ですね。
では外側の枠だけを切り離して、それをベースにしてやれば良さそうですよ。
ゴム厚分厚くはなるけれど。
ということでホームセンターへ。
元のゴムの厚みが1.3mmぐらいだったので、1.5mmぐらいのゴムがあるといいなぁと思ったんですが、
1mmと3mmと5mm。
仕方がない、1mm使いましょう。
でも天然ゴムより、ちょっといいのを選んでと、
耐久性の高いNBRでいきましょう。
ということでこれらを組んでいきます。
矢印のがさっき切り出したゴムの枠。
これをとなりの黒いベースにセットして、その上にゴムシートを重ねて、
そしてその上に金属板を乗せて、タッピングで留めましょう。
真ん中の部品も同様に、樹脂シートを挟んでタッピングで留めます。
センターは、目分量で。
そして周囲をカットすれば、ダイヤフラム完成。
これでポンプ復活。
と思ったんですがまだ問題が…