このところ、コンパクトデジカメの機種が急激に減っていっています。
スマホのカメラを使うことが多くなって、簡単便利なコンパクト機が売れなくなったせいなんですけどね。
まあスマホの画面でだけ見ていれば、それがきれいにも見えるんでしょうが、実際のところはコンパクトとはいえカメラで撮った画像の方がきれいと思います。
ただ、そうなってくると、今後はさらにプリントをする人も減ってくるんでしょうね。
特に銀塩の印画紙では…
ところでうちのミニラボ機からカタカタ音がするんです。
どうも印画紙を搬送するラックがおかしいみたい。
なんじゃこりゃ。
うちのミニラボ機はフロンティアLP5500Rなんですが、その6番のラックから音がするので、取り出してカバーを開けるとこうなってました。
なんか朽ちたゴムのようなものがいっぱい付いてます。
液の中にもちぎれたのが沈んでますね。
どうやら、この矢印のゴムローラーのゴムが経年劣化で朽ちてきているようですね。
対になって回っているプラスチックのローラーは無傷です。
ではローラーを全部外して、とりあえず無傷のローラーはクリーニングしてと。
ゴムが朽ちて傷だらけのローラーを、なんとかできないかやってみましょう。
でも一応、新品のローラーは注文しておきましょう。
まずは、ゴムの部分の寸法を測ってみましょうか。
外径は約20mm。
内径は14mm。
芯にはプラスチックの軸が使われているようですので、ゴムだけ剥がして代替品を見つければ、もしかしたらなんとかなるかもしれません。
ではとりあえずゴムを剥がしましょう。
朽ちているから剥がすの大変かも。
と思ったものの、
カッターで切れ目を入れて、剥くように引っ張ると、
あら、
意外にも簡単に取れますよ。
朽ちていたのは表面だけだったんですね。
はい、きれいに取れました。
右のが朽ちたゴム部。
左のが軸です。
じゃあ代替品はどうしましょうね。
という事でなにかいいもの有るかと思ってホームセンターへ。
うんうん、
これとか行けるかも。
安いホース。
測ってみると、外径は20mmでちょうどいいのですが、内径は15mmで、ほんの少し大きいですね。
でもまあうまくいくかもしれませんし。
ホースをちょうどいい長さに切って、そのままでは滑りが悪いので、中にアルコールを流して、
ギュウギュウ押し込んでみましょう。
ははは、
なんかいい感じにできました。
内径の1mmの差はほとんど悪影響なさそうですね。
ではラックに組んでみます。
なんかいいじゃん。
うまくいくかも。
ただ、ホースの表面の細い筋が、もしかしたら印画紙に跡をつけるかもしれません。
ではラックをもとに戻して、フロンティアを起動します。
うん、とりあえず駆動は大丈夫ですね。なめらかに動いてます。
じゃあ、プリントしてみましょう。
どうかな?
ん?
おお、
跡は全く付いていませんね。
プリントもきれいに仕上がってますし、ラックのガタも異音もありません。
四ツ切流しても大丈夫ですね。
オッケー。
直った。
あとは液の影響でホースが劣化しないかどうかですが、とりあえず急な影響はなさそうですね。
新品のローラー注文しなくても良かったかも。