車の修理とカメラの修理では、どっちが難しいかといいますと、細かい部品をいじるという部分でカメラの方が難しいとも言えますが、私にとっては車の方が難しいです。
なんでかといいますと、手が入らないような場合がよくあるからです。
カメラの場合、元々手なんか入りませんので、手が入らなくて困るということが起こりません。
という事で
昨日の続き。
RX-8のAFセンサーを交換しようとしたものの、そのセンサーが見えません。
あると思われるところは、エキマニの一番うしろ。触媒の直前のフロアパネルとの隙間だと思うんですが…
コンデジを突っ込んで適当に何枚か撮ってみたのがこちら。
これ、どうやって外すん。
もちろん持ち合わせの工具では、ここまで入れることができなくて掛かりません。
首が曲がる22のメガネならなんとかなるかなと思ったんですが、
ホームセンターに行ってみましたけど、そんな気の利いた工具もなく、
という事で不安をいだきながらもネットで工具を取り寄せてみたのでした。
12角は浅いし、値段も1000円ほどなので不安だったんですが、口コミでは良さそうだし、
まあ安いから失敗してもいいかと思って購入です。
で、AFセンサーにかけてみると、
うーん、やっぱ結構ゆるい。
ガッチリ噛みませんね。
それでも行けるかなと思って回そうとしてみたものの、スピンナーハンドルの動きしろもちょっとしか無いし、しっかり固着していることも影響して、外れません。
と言うより、なんか舐めそう。
実際、力を抜くと斜めに噛んでいて、舐める寸前でした。
うーん、使えん。
仕方がないのでタカウモーターさんで工具を借りてきました。
さすが仕事で使っている工具。六角でしっかり掛かりそうです。
おお、これなら行けそう。
と思ったものの、固着しとる。
CRC吹いて待ってみたけど外れません。
じゃあ棒を伸ばすか。
ガス管をエクステンションにすれば行けるでしょう。
が、
ガス管が長すぎて差し込めません…
じゃあ仕方ない。
とにかく力入れますか。
狭い車の下で体制を整えて、
最新アメリカ式美容体操のごとく、
「ぐっと力を入れて」
「すっと力を抜いて」
「入れて抜いて抜いて入れて」
すると、
カキッ
少し動きましたよ。
外れたか?
しかし狭くて工具がこれ以上回せません。
じゃあ工具の六角を一つ進めて差し直しましょう。
が、そうするとこの狭さではハンドルがつけれません。
はは、どうしよ。
ああ、そうそう、通販で買った工具があった。
あれなら12角だし、固着も取れてるっぽいから行けるかも。
では
おお、緩んだ。
やっと取れそう。
でもその前に、カプラー外しとかんとね。
…
で、どこあるん?
AFセンサーからのハーネスはギアボックスの上の方に行ってますけど…
あ、
あった。
ベルハウジングの上。
てか、また手が入らんがな。
ボディー側のハーネスは、カプラーの部分でベルハウジングに留まってます。
そのカプラーのロックレバーを押し込めば、AFセンサー側のカプラーは外れるんはずなんですが、
これが片手では無理ですね。
でも両手が入るほどの隙間もない。
仕方ないのでベルハウジングに留められている部分を外します。ボディ側のハーネスを持ち上げるようにして後ろに押したら取れました。
では、ボディー側のカプラーのロックレバーを押しながら、引っ張るようにしてカプラーを抜きましょう。
ふう、なんとか外れたけど、組む時はめられるかなあ?
新しいセンサーのカプラーをここまで持ってこないといけないことを見越して、外したセンサーのカプラーに紐をかけときましょうね。
という事でカプラーも外しましたので、センサー外しましょう。
ん?
まだなんか留まっとる?
ああ、よーく見てみると、ギアボックスの上の方でタイラップで留めてあるがな…
無理やり手を突っ込んで指先が当たるぐらいのところ。
どうすんこれ。
タイヤ外したら横から作業できるんかなあ?
エンジン下ろさんといけんのかなあ?
でもいいわ、カッターの刃を伸ばしたらなんとか当たるから、とりあえず時間かけてでも切ろう。
これでやっとAFセンサーが外れる。
続きはまた今度。