この時代のカメラの多くは裏蓋がありませんので、シャッターをちゃんと確認するためには胴周りを外さないといけません。


まずはマウントを外します。
シムで調整されていますのでシムの位置を確認しながら外します。

そしたら、ちょっと面倒なスロー関係を外します。

キャップの側面に小さいマイナスのイモネジがありますので、これを緩めて、
キャップを回して外します。


そしたら矢印の3本のマイナスネジを外します。


その下に赤矢印のマイナスネジがありますので、これを外します。
それ以外にも、カメラ前面に黒いトラス頭のマイナスネジが3本ありますのでこれも外して、
それから青矢印のように、カメラの全周にあるマイナスネジを外します。

それと、カメラ下側のカバーを外して、

見えてくる配線の一本を外します。

これで胴回りのカバーが外せます。

ではシャッターの様子を見てみましょう。


うーん。
やっぱり先幕に穴が開いてしまってますね。
太陽によるピンホールが主な原因でしょうが、幕自体も劣化していますので交換しましょう。

ということで続きはまた今度。