今までそれほど大きな興味がなかったんです。
というのも、どれも同じような気がして。
これはスクリューマウントのレンジファインダー機にも言えることなんですが、ほぼすべてがライカのコピー。またはコンタックスのコピー。
だからあんまり興味もなく、私が使ってるのはキヤノン7。
この傾向は、二眼レフではもっと顕著な気がします。もう元はいったいどれだか分らないぐらい同じようなのばっかり。それに加えて機能的には一眼レフの方がはるかに優れているし…
でもなんか、ふと興味がわいてきたんです。
もしかすると、ユニクロのTシャツのせいかもしれません。
リコーフレックスを正面から見たイラストでデザインされたTシャツがユニクロに売られてたんですよ。
それが多くの二眼レフとは少し違った感じがして、なんか目に留まっていたんです。
でも結局のところそのTシャツは買わなかったものの、リコーフレックスの事が少し気になって、ちょっと調べてしまったんですね。
それでまず特徴的だったのは、上下のレンズの周りのギザギザ。
一見してこれは上下二つのレンズのヘリコイドを連動させるシンプルな仕組みだと分かるわけですよ。
他の二眼レフにはない仕組み。しかもデザイン的にも面白いし、連動して回るギアのギミックが楽しい。
それにね、リコーのホームページには、ご丁寧に
古いカメラの情報もちゃんと載せてあるんです。
もちろん歴史の長いリコーフレックスも多くのタイプが掲載されているわけです。
そうなってくるとですね、ついついその中から自分が一番気に入るタイプを探してしまうんですよ。
でもね、
リコーフレックスって、シャッターがあまり良くなくて、最高速が1/200秒。
もちろんTシャツにデザインされたタイプより後の型だと、シャッターもいいのが付いて実用なんですけど、それでは他社の二眼レフと同じものになってしまっているわけです。
まあ、1/200秒しかないカメラではさすがに今どきの使い方には合っていませんから、今となっては飾りだなと思っていたわけです。
が、よく調べてみるとですね、その中でほんの瞬間的に1/500秒が付いたモデルがあるんですよ。
まあそんな瞬間的なモデルなんてそうそうお目にかかれないだろうと思いながらヤフオクを見るわけですよ。
やっぱり無いんですね。
そうよね、と思う反面、
見つけたらすごいかもとも思うわけです。
そしたらアラートにキーワードを登録してしまうわけです。
ようこそ。
リコーフレックス VII型 セイコーシャッター付き。
思ったよりきれいな個体。