証明写真用に、古いニコンのデジイチを使ってますが、やっぱりだんだんくたびれてきています。
時々ピントを拾わなかったりするんですよね。
とはいえ全く使えないわけじゃなく、ほんの時々そういうことも起きるだけですので、今でも現役で働いてもらっています。
が、
落としたって…
まあ落とすなんて良くある話なのですが、
良くあってはいけないんですが、
あんまりそうそう壊れたりはしません。
ところが今回は、
絞りが動かない。
ということは多分、絞りのリンケージの、まぁだいたいあのへんが外れてるんでしょう。
ですのでちょちょいとバラして直しましょうか。
今回の患者は、ニコンの24-85mm, F3.5-4.5G。
言ってみればフィルム時代のレンズです。
まずはマウントを外します。
プラスネジが4本ですが、うち一本(赤矢印)はタッピングになってます。
あ、その前に、
マウント側面のプラスネジ3本を外しましょう。
すると内側のカバーが外れます。
そしたら、
小さいプラスネジ2本を外して、接点を外します。
するとマウントを外すことが出来ます。
マウントの下にはシムが入っていました。
そしたら、後ろのカバーをとって、
基盤からフィルム基板の接合部を外して、
矢印のプラスネジを外して、
基盤を取りましょう。
そしたら矢印の3本のプラスネジを外して、この金属部品を外します。
その下にある金属リングは、矢印の方向に回すと外れます。
あとは、ポイポイポイと外れていきます。
まぁ、今回はここまでバラさなくても良かったんですが、ピントが時々合わないという不具合の原因があるかもしれないと思ったので外してみました。
が、特にそれらしいものは発見できず。
で、その奥にある絞りのリンケージを動かすと、
うん、ちゃんと抵抗なく動いてますね。
多分マウントからのリンケージが外れてしまっただけでしょう。
ではそこをちゃんと動くように組み直せばいいですね。
が、
さっきの金属部品、折れてます。
ちょっとマウントにガタが出るかもしれませんね。
ですのでとりあえず、エポキシで貼っときますか。
硬化時間が短いのは弱いので、24時間硬化のものを使いましょう。
では一日放置と。
ということで組み直して、
うん、大丈夫。
ちゃんと絞りは動くようになりました。
これでピント拾わないのも直ってくれればいいけれど、
あんまり期待できんね。