電池を使う製品て、時々電池入れっぱなしで忘れてしまってることが有りますよね。
しかも何年も。
そうなるとですね、電池が液漏れしたりするんですね。そしてこれが厄介で、漏れ出した液が電池の接点を腐食させてしまうんです。
そうなると接点や配線をやり変えないといけない。ひどい場合は基盤までヤラれてしまって、修理が困難になったりするんです。
と言うことで今回の修理はこちら。
キヤノンのスタビライザー付き双眼鏡。
スタビライザーが動かなくなったんだって。
で、見てみると、
分かりにくいけど、電池の接点が腐食してます。
磨いても復活しない。
これはどこまで悪くなっているか、バラしてみないと分かりませんね。
しかしこれ、どうやってバラすんじゃろ?
表に見えているネジは電池の蓋の横の一箇所だけ。
しかし逆に言えば、なんでここに一つだけ見えるようにしたんでしょうね?
で、まあ予想通りなんですが、ここを外しても何も変わりません。
ひっくり返してみると、
まあココらへんは怪しいですわな。
フォーカスダイヤルのお尻は多分両面テープで留まってる。
つまみのゴムも外せそう。
やっぱそうです。
真ん中奥にネジが有りますので、これを外すとフォーカスダイヤルがとれます。
が、ツマミのゴムは取らんでよかったね。
これが取れれば、
ボディーのゴムカバーが外せますね。
ま、無理すれば、フォーカスダイヤル取らなくても外せたっぽいですが。
でね、見ると、接眼レンズ周りのゴムカバーも外せそうですよ。
ほら、ついでにアイカップも外せますね。
でね、このゴムを外すと、
矢印のところにネジが見えてきますので、これを外すと、ご覧のように接眼レンズが外れます。
しかしここまで、電池周りをバラすことには、貢献していません。
じゃあこのへんかな?
と思って緩めたんですが、ここ緩めちゃダメです。
中でカランて言いました。
なんか外れて落ちた。
仕方ない。このあたりを分解しないといけなくなった。
裏表のこのネジたちを外して、
ボディーの両サイドに、すごくちっちゃいイモネジが有りますのでこれも外して。
はい、接眼レンズ周辺が外れました。
さっきカランて言ったのは矢印の部品。
目の幅を合わせる機構のストッパーでした。
これを付け直してとりあえずオッケーと。
しかし、こっち側バラしても、電池周辺には全くアクセスできません。
やっぱ前側をバラさないといけませんね。
と言うことで、今回の修理においてはこれまでの作業はほぼ無意味でした。
しかしここで時間となりました。
続きはまた今度。