車も古くなると何かと不具合は出てくるもので、とは言っても、コンピューターなど入ってないほどに古い車なら、いろいろと修理のやりようが有ります。
ですけと新しければ新しいほど、修理というのができなくなっていってますよね。
アクセルでさえ、自分の思ったままには動かせてもらえない。
ほとんどすべてがコンピューター制御になってしまって、専用の診断機を繋がないと不具合箇所さえ分からないし、分かったとしても、その悪い部分を交換するだけ。
カメラも同じなんですけどね。
なんかそういうのって残念な気がします。
と言うことで今回は、うちのRX-8のパワーウインドー。
ガコッていって動きが悪くなった。
と言うことでバラしてみましょう。
と言いますか、以前乗っていた
ボルボS60でもパワーウインドーが故障しまして、結構悪い状態だったものの修理したことが有りました。
その時はプーリーが破損していたのですが、さて、今回はどうでしょう。
ではまずはスイッチアッシーを外しましょう。
これは引っ張ったら外れます。
そしたらカプラーを外します。
細いマイナスドライバー等を使うとやりやすいです。
スイッチを外すと、矢印のところにタッピングが有りますので、これを外します。
それからドアポケットの後ろ側。
それと、オープナーの奥の蓋の下。
これだけ外せば内張りを取れます。
が、
まだちょっと。
スイッチ用の照明のカプラーを外して、
ドアイルミのソケットも外します。
これで内張りが外せます。
そしたらその内側にもう一枚、内内張りが有ります。
これも外していきましょう。
で、分解にはここは先に外さなくてよかったんですが、
よく分からなかったので外してみました。
これはパワーウインドーのレールの締結でした。
もっとリジットに固定されてると思っていたので、こういう柔らかい素材に締結されているとは意外でした。
少し柔らかい留め方をするおかげで、ガラスの動きに自由度ができて引っかかりにくいのかもしれませんね。
それと、
モーターも外すべきだろうと思って外したんですが、これも外す必要はありませんでした。
本来であれば、内内張りの真ん中あたりにある2つ並んだ四角いグロメットを外して、
そこにガラスの締結部を合わせることで、まずガラスを外します。
そしたら内内張りの周囲の六角頭を外していけば、レールごと内内張りが外せる構造になっています。
なかなかいい設計ですね。
しかし今回は先にレールとモーターを外してしまったので、
レールたちは中に落ち込んで、
こういう状態になりました。
組む時は内内張りにレールとモーターを組んでからじゃないと組めませんのでその手順で。
では不具合を確認してみましょう。
見たところ、ワイヤーもプーリーも大丈夫そうです。
内内張りに組み付けて、カプラーも繋いで動作確認してみると何か分かるかもしれません。
が、なんの問題もなく動いてますね。
どうしたことでしょうか。
で、ふとドアの中を見ると、なにかプラスチック部品の破片が落ちてます。
どこから落ちてきたのかはわからないけれど、おそらくこれがたまたま挟まって動きが悪くなったのではないでしょうか。
そうならパワーウインドー自体には不具合はないということですね。
ガラスも組んで動作を見ても問題なさそうです。
じゃあとりあえずこれでいっか。