経年劣化というものはどうしても起こるものでして、これは私の身体にも言えること。
カメラでも同じように起こってくるんですが、古いカメラより、新しいカメラのほうが劣化が早いと感じます。
それはやっぱり樹脂パーツが増えているためでしょう。
金属部品なら少々では劣化しないんですけどね。
そしてこれは車でも同じです。
サンバイザーについているミラーの蓋が
うちの
RX-8のサンバイザーなんですが、
普段は逆向きになってるからいいのですけど、サンバーザーをおろした時にこの蓋がタランと降りてきて視界を妨げるようになってきたんです。
この蓋は特になくてもいいとは思うんですが、蓋を開けると照明がつく仕組みになっている。
便利といえば便利なんですが、無くてもいいのですけど…
そういえば、前に乗っていた
ボルボS60では、横にスライドさせる方式でしたね。
でも降りてくるのは困りますので、直せるかどうかやってみましょう。
鏡と蓋の部分は別の部品になっているので、ここだけ取り外せそうです。
と言うより、サンバイザー本体を分解するのが難しそうですので、この部分を外してみましょう。
ドライバーで無理にこじって、どうにか外しました。
しかし、赤矢印と緑矢印の部分ではめ殺しになっていますので、破壊覚悟で外さないといけませんね。
反対側は青矢印のように、深い爪になっていますし。
では外したユニットを見てみましょう。
ここが割れて持ち上がってます。
板バネを押さえる部分のようですが、ここが割れているために押さえが効かなくなり、
そのために蓋の位置決めができなくなっていたんですね。
では次に、ミラー部と蓋部を分離します。
ヒンジ部にはピンが挿してあるだけですので、抜くだけて分離可能です。
そしたらあとは、患部をくっつければ直りそうなんですが、
これまた樹脂パーツですので接着が難しい。
隠れる部分に数種類の接着剤を試しづけして、使えるかどうか確認してみましょう。
すると、塩ビ用の接着剤がいけるかもしれませんね。
割れていた部分に接着剤をつけて、元の形に戻してみます。
では念のために一日おいて、硬化を待ちましょう。
そしたら板バネをつけてみます。
うん、形になりましたね。
これで蓋を取り付けて大丈夫ならいいのですが。
うん、どうやら大丈夫のようです。
蓋を開閉してみると、開いた状態と閉まった状態で、ちゃんと維持してくれてます。
オッケー。
では車に組み込んで
作業終わり。