だからと言って読み方のことじゃなく、HDDに入ってるデーターが読み出せないという話。
すいません、言うまでもないですね。
でも正確にはなんでしょうね?
「ハードディスク」?
「ハードディスクドライブ」?
やっぱ後者でしょうけど、「ドライブ」をつけて言うことは普段はありませんね。
それは置いといて、今回はNASが読めないという話。
また略してある。
NASと言うのは、「ネットワークアタッチド…」なんでしたっけ?
あ、ストレージだ。
俗に言うネットワークハードディスクのこと。主にイントラネットにつないで複数のPCからアクセスできるようにした便利なハードディスク。
うちでももちろん使ってます。
で、このHDDが読めなくなったから中のデーターをなんとか取り出せないかという依頼なんです。
まずは確認。
するとやっぱりネットワークにはつながりませんね。
なんかエラーと思われるランプが点滅している。
メーカーの取説見ても今回の点滅パターンは出てません。
じゃぁとりあえずバラして、中のHDDを取り出してみましょう。
中にはこんなふうに、HDDに基盤がついているだけのものです。
そしたらHDDから基盤を外して、HDD単体にします。
USBにつなげる装置につけて、PCで診てみましょう。
ま、予想通りですが、マウントしません。
認識はしてるんですが、Windowsでは読めませんね。
だからと言って本当に読めないわけではありません。
Windowsが利己的なだけです。
そこで、いつものようにLinuxの登場です。
そもそもNASではシステムとしてLinuxが多く使われてます。
ですのでフォーマットは、ext3とかが使われていて、Windowsにはこれを読む能力がありませんから仕方ない。
Linuxを常備している方も少ないとは思いますが、bootイメージを用意すればインストールしなくても即席で使えます。
参考までに、古いPCへのインストールについては
こちらの記事を参考に。
ではLinuxを立ち上げて、HDDをつなぎますと、
当たり前ですがマウントしてくれました。
よかったよかった。
ということは、不具合の原因はHDDではなく、基盤の故障だったようですね。
こういう不具合をメーカーや量販店に依頼すると、内部のデーターを消されてしまうこともありますのでご注意を。
うまくマウントしなかったらデーターサルベージを考えないといけないかなと思っていたんですが、データーは普通に読めますので後は簡単です。
では内部のデーターを、とりあえず用意した別のUSB接続のHDDにコピーして。
はい、作業完了です。
そうそう、ついでに言いますと、今回のNASはHDDが一台だけ入ってるものですが、消えてはいけない大事なデーターを扱うなら、RAIDに対応したものを使うことをおすすめします。
あ、また略語だ。